国際エネルギー機関(International Energy Agency)は、世界の水素製造プロジェクトのデータベース” Hydrogen Production and Infrastructure Projects Database”を作成して公開しており、2024年11月時点では、実施済み及び計画中の約2,000件が記載されています。
このうち、日本の水素製造プロジェクトは36件がリストアップされていますが、実施済みのものは以下の24件が登録されています。
完成当時、世界最大級であった「福島水素エネルギー研究フィールド(通称:FH2R)」の10MWをはじめ、MW級の水電解は6件となっています。そのほかは水素製造量が1~35Nm3/hの小型装置による先駆け的なプロジェクトです。青字のものは、東芝在籍時に自身が関わったプロジェクトで、本リストの2/3にあたります。水電解の方式も自社開発および旭化成のAWE(アルカリ電解)、PEM(固体高分子型)、AEM(アニオン交換膜型)と各種方式を手がけました。